大陸書館
大陸書館の単行本のご案内
近刊予告
2021年2月10日 林 熊生著 船中の殺人
2021年4月10日 林 熊生著 龍山寺の曹老人
2021年6月10日 秋永芳郎著 赤い夕陽の満州で

大陸書館では下記の単行本の刊行を予定しています。大陸書館では主に中国語文化圏を舞台とする探偵・冒険小説等を扱います。
大陸書館は捕物帳専門の個人事業の出版社「捕物出版」の別屋号です。

牟家殺人事件
魔子鬼一 牟家殺人事件

戦中時には天津で日本企業に勤務していた魔子鬼一氏の長編。中国で生活した経験を持つ筆者ならではの作品。
江戸川乱歩の紹介によって「宝石」昭和25年4月号に掲載された「牟家殺人事件」は、長らく著作権継承者の所在が不明であったために、わずかに正規の手続きを経ずに作品が収録されたアンソロジーがあるのみでした。その後、著作権継承者が判明したことから、初出誌に基づいた単行本として改めて刊行することとしました。
なお、装画には初出誌に掲載された秋吉照国氏の挿絵を、著作権継承者の許諾を得た上で彩色して用いています。
2021年1月10日発売
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船中の殺人
林熊生(金関丈夫) 船中の殺人

人類学者、解剖学者である著者は、戦時中に台北帝国大学医学部教授を務める傍ら、林熊生の筆名で台湾の現地の出版社より探偵小説を上梓しました。
昭和18年10月に東都書籍台北支店で刊行された「船中の殺人」は基隆-門司間を結ぶ内台連絡船の船中で起きた殺人事件を描く長編探偵小説です。
株式会社ゆまに書房の復刻版を底本として漢字・仮名遣いを改めて刊行するものです。表題作の長編「船中の殺人」のほか、短編「指紋」を収録しています。
2021年2月10日発売予定
龍山寺の曹老人
林熊生(金関丈夫) 龍山寺の曹老人

戦時中に台湾で執筆された台北龍山寺で日を過ごす曹老人を主人公とする連作短篇小説。
終戦直後、中華民国の統治下となった1945年末に東寧書局から発行された「龍山寺の曹老人 第一輯・第二輯」と1947年に大同書局版に収録された計7短篇を網羅しました。
株式会社ゆまに書房の復刻版を底本として漢字・仮名遣いを改めて刊行する「許夫人の金環」「光と闇」「入船荘事件」「幽霊屋敷」「百貨店の曹老人」と、法政大学出版局から刊行された「南の風-創作集」に収録された「謎の男」、「観音利生記」からなります。
2021年4月10日発売予定
赤い夕陽の満州で
秋永芳郎 赤い夕陽の満州で

戦記作家、捕物小説などで知られる著者の、黒竜江省を舞台とする日本人馬賊を主人公とする冒険小説。読切倶楽部昭和36年11~12月号に連載された中編小説「赤い夕陽の満州で」を基に、長編に改作された娯楽活劇小説(芸文社、芸文新書)を底本として復刊。
日本人馬賊王、小日向白朗氏に実際に取材して執筆された作品です。
2021年6月10日発売予定
玉嶺よ ふたたび
陳舜臣 玉嶺よ ふたたび

江戸川乱歩賞、直木賞、日本推理作家協会賞の三冠受賞に輝く著者の日本推理作家協会賞受賞作。
戦時中に江南を訪れた日本人を主人公とする長編推理小説。
著者の代表的作品でありながら電子書籍化もされずに10年以上絶版状態が続いていた本書を復刊しました。
2021年8月10日発売予定
曠野に築く夢
大庭武年 曠野に築く夢

大連で育ち満鉄に勤務する傍らで、昭和5年に新青年に「十三号室の殺人」が入選して探偵小説作家としてデビューした大庭武年の未完の長編小説。満洲日報に昭和6年3月13日より74回にわたって連載されたが、掲載紙の満洲日報編集部との意向が合わず、未完で中絶した作品。発表後約90年ぶりに初の単行本化。
2021年10月10日発売予定

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